20代の歯にヒビ?痛くない放置が招く抜歯の危機と食いしばりの真相

20代の歯にヒビ?痛くない放置が招く抜歯の危機と食いしばりの真相

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若くみずみずしいはずの歯に亀裂が生じる最大の要因、それは20代 歯のヒビ 原因の筆頭に挙げられる過度な「咬合力(噛み合わせる力)」と無意識の悪習癖です。日本人の成人が日常的に食事をする際、奥歯にかかる力は自重と同等からそれ以上と言われますが、無意識の噛み締めや睡眠時ブラキシズム(歯ぎしり・食いしばり)では、その2〜3倍に及ぶ100kgを超える負荷が局所に集中することがあります。

20代は骨格や咀嚼筋(咬筋など)の発達がピークに達している一方で、歯そのものはエナメル質が硬く柔軟性に乏しい構造を持っています。硬い組織同士が強大な力で激突し続けることで、表面に微細な歪みが生じ、やがて目に見える亀裂へと発展します。

さらに注目すべきは、食いしばり TCH 歯のヒビの密接な関連性です。TCH(Tooth Contact Habit:歯列接触癖)とは、物を噛んでいない安静時にも無意識に上下の歯を接触させ続けてしまう癖を指します。本来、安静時の口腔内では上下の歯の間に1〜3mm程度の隙間(安静空隙)があり、1日のうち上下の歯が接触する時間は会話や嚥下を含めても約15〜20分程度に過ぎません。

ところが、スマートフォンやノートPCを前傾姿勢で長時間凝視し続けたり、オンラインゲームや仕事の締め切りなどで精神的緊張が続いたりすると、知らぬ間に何時間も上下の歯を噛み合わせ続けてしまいます。持続的な低負荷の圧力は、歯冠のエナメル質を徐々に疲労破壊させ、目に見える細かなエナメル質クラック(表面亀裂)を発生させる決定打となります。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。