ネット上のQ&AサイトやSNSコミュニティにおいて、「男性は床屋と美容室のどちらに行くべきか」というテーマは定期的に議論を呼びます。利用者のリアルな投稿や現場のスタイリストへのヒアリングから、双方が抱える実態が見えてきます。
美容室に通う20代男性からは「トレンドのツイストスパイラルパーマや、柔らかい質感のセンターパートにするなら美容院一択」「女性客が多い空間に少し緊張するが、スタイリングのアドバイスが丁寧」という肯定的な意見が目立ちます。その一方で、「刈り上げを頼んだらバリカンを使わずハサミだけで仕上げられ、グラデーションが甘くて数日で形が崩れた」「トークのテンポやキラキラした雰囲気に気後れしてしまう」という本音も根強く存在します。
対照的に、近年盛り上がりを見せるクラシックバーバーや街の理容室を利用する30〜40代の男性たちからは、熱烈な支持が寄せられています。「温かい蒸しタオルとカミソリによるシェービングが至福の癒やし」「0.1ミリ単位で色彩をぼかすフェードカットは、理容師でなければ出せない技」「同性同士の気兼ねない空間で静かに過ごせる」といった声です。
かつては「中学生までは床屋、高校生になったら美容室にステップアップする」という固定観念が一部にありました。しかし現在では、大人の男としてのステータスや嗜みとして理容室へ回帰する動きが明確なトレンドとなっています。自らのライフスタイルや求めるデザインに合わせて、合理的に使い分ける層が多数派です。