中学生・高校生の国語において、この段落は冬はつとめて 定期テスト対策の最頻出エリアです。特に設問として狙われやすいポイントを、文法的な冬はつとめて 品詞分解とともに整理します。
特に配点が高くなりやすいのが、冬はつとめて 雪の降りたるは言ふべきにもあらずの一文です。ここには重要助動詞と助詞が密集しています。
【重要構文の品詞分解と読解ポイント】
- 雪の(格助詞):主格「〜が」の用法。「雪が」と訳すのがテストの鉄則。
- 降り(ラ行四段動詞・連用形)
- たる(完了・存続の助動詞「たり」・連体形):ここでは「雪が降っている(状態)」を表す「存続」の訳出が適切。
- 言ふ(ハ行四段動詞・連体形)
- べき(当然の助動詞「べし」・連体形):「言うはずの」「言うべき」
- に(断定の助動詞「なり」・連用形)
- も(係助詞)
- あら(ラ変動詞「あり」・未然形)
- ず(打消の助動詞「ず」・終止形)
全体として「言うまでもない」「言う必要もないほど素晴らしい」という慣用表現になり、現代語訳の記述問題で確実に書けるようにしておく必要があります。
また、以下の比較表は『枕草子』冒頭段における四季の美の対比構造をまとめたものです。テストで頻出する「時間帯」「感覚器官」「着眼点」の相関を把握しておきましょう。