ふきのとうは山菜の中でも特に呼吸量が多く、収穫直後から急速に水分が抜けていきます。常温放置は厳禁で、室温に置いておくとわずか1〜2日で花が開き、苦味がエグみに変わり、全体が茶褐色に変色してしまいます。すぐに調理できない場合は、手元に届いたその瞬間に適切な冷蔵処理を行う必要があります。
冷蔵保存における日持ちの目安は約3〜5日です。乾燥を防ぐため、少し湿らせたキッチンペーパーや新聞紙でふきのとうを優しく包み込み、ポリ袋やジッパー付き保存袋に入れて軽く空気を抜いてから野菜室に入れます。密閉しすぎると内部に湿気がこもりカビの原因になるため、袋の口は完全に閉じず、ふんわりと折る程度にしておくのが長持ちさせるコツです。
数日以内に天ぷらやおひたしで味わう予定ならこの冷蔵法で十分ですが、香りとみずみずしさは日ごとに薄れていきます。採れたての鮮烈な風味を味わいたいなら、2日目までに食べきるか、早めに冷凍または加工保存へシフトするのが賢明な選択です。