遠征組や終電を逃した観客の間で最大の関心事となっているのが、「東京ドーム温泉宿泊」として本当に朝まで快適に寝られるのかという疑問です。結論から言えば、施設自体は朝9時まで営業しているため物理的な滞在は可能ですが、個室ベッドを備えたホテルとは全くの別物です。
宿泊の拠点となるのは、5階および6階に配置された「リラクゼーションラウンジ」。テレビモニター付きのリクライニングチェアが並び、照明も夜間は落とされます。しかし、現場の利用者からは次のような生々しい声が寄せられています。
「ライブの興奮が冷めないまま23時過ぎに入館したら、ラウンジのリクライニングシートはすべて埋まり、薄暗い通路の予備マットに雑魚寝せざるを得なかった」(20代女性・遠征参加者)
「周囲のいびきや空調の乾燥、深夜帯に人の歩く足音で全く熟睡できなかった。翌朝の身体のバキバキ感は否めない」(30代男性・会社員)
仮眠環境における最大の防衛策となるのが、スパラクーア女性専用エリア(レディースラウンジ)の存在です。女性専用エリアにはセキュリティゲートが設けられ、専用のリクライニングチェアやパウダールーム、各種アメニティが完備されています。ただし、このエリアも座席数は有限であり、ドーム公演が女性人気の高いアイドルやアーティストの場合、22時前後に完全満席となるケースが日常茶飯事です。完全な睡眠を担保したいのであれば、宿泊施設ではなく「仮眠可能な温浴休憩施設」であるという割り切りが不可欠です。