ネット上で囁かれる「毎日使うと電気代が跳ね上がる」という言説は、半分が事実で、半分は極端な誤解に基づいています。結論から言えば、就寝前の予熱(あたため)であれば、毎日欠かさず使用しても家計への打撃はごく軽微です。
一般的な家庭用布団乾燥機の消費電力は、強運転時でおよそ650W〜900W。これを公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価(1kWh=31円)に当てはめると、各運転モードにおける布団乾燥機 電気代 1回の目安は次のようになります。
まず、冬場に重宝する「あたためモード」は稼働時間が15〜20分程度に設定されています。消費電力が700Wの機種で20分稼働させた場合、1回の電気代は約7.2円です。これを30日間毎日続けたとしても、布団乾燥機 1ヶ月の電気代はわずか約216円。ペットボトル飲料約1本分の出費にすぎません。
一方で、汗や湿気をしっかり飛ばす「標準乾燥モード(冬コース)」は60分程度稼働するため、1回あたり約22円、毎日回すと月額約660円になります。さらに、60度前後の熱風を90〜120分送り続ける「ダニ対策」を毎日複数の布団に行えば、月額2,000円を超えるケースも出てきます。つまり、「何のために、何分間稼働させているか」によって負担額は10倍近く変動するのです。