理論を頭に入れたあとは、実際の数値を使った計算ドリルで解法の急所を確認しましょう。引っ掛け要素を含む実践的な3問を用意しました。
【問題1:標準レベル(ダミー数値の識別)】
底辺の長さが 7cm、斜辺の長さが 6cm、底辺に対する高さが 4cm の平行四辺形の面積を求めなさい。
【解説と解答】
使ってはいけない数値は斜辺の「6cm」です。公式「底辺 × 高さ」に当てはめるべき数値は 7cm と 4cm です。
式:$7 \times 4 = 28$
答え:28 cm²
【問題2:応用レベル(高さが外側にある図形)】
底辺の長さが 5cm の平行四辺形がある。この底辺を右側に 3cm 延長した点から、上の辺の頂点へ垂直に伸ばした線の長さが 6.5cm であった。この平行四辺形の面積を求めなさい。
【解説と解答】
延長した「3cm」は高さの線を引くための補助であり、底辺の長さに加えてはいけません。底辺はあくまでも元の「5cm」、平行線間の距離(高さ)は「6.5cm」です。
式:$5 \times 6.5 = 32.5$
答え:32.5 cm²
【問題3:高校発展レベル(三角比の利用)】
隣り合う2辺の長さが 8cm と 10cm で、その間の角が 30° である平行四辺形の面積を求めなさい。
【解説と解答】
高校数学の公式 $S = ab \sin \theta$ を使用します。$\sin 30^\circ = \frac{1}{2}$ です。
(算数的に解く場合:頂点から垂線を下ろすと、30°-60°-90°の直角三角形ができるため、高さは斜辺 8cm の半分で 4cm と求まります)
式:$10 \times 8 \times \sin 30^\circ = 10 \times 8 \times 0.5 = 40$
答え:40 cm²