小式部内侍「大江山」品詞分解・現代語訳!定頼を圧倒した機知と助動詞

小式部内侍「大江山」品詞分解・現代語訳!定頼を圧倒した機知と助動詞

小式部内侍「大江山」品詞分解・現代語訳!定頼を圧倒した機知と助動詞に関する深掘り記事を分かりやすく解説します。関心のある方は必見です。

この説話は鎌倉時代中期に成立した『十訓抄』だけでなく、ほぼ同時代(1254年成立)の説話集『古今著聞集』にも収録されています。学校の定期テストや大学受験では、この2つのテキストの差異が出題されるケースが後を絶ちません。両者の決定的な相違点と入試データを整理しました。

比較項目十訓抄(じっきんしょう)古今著聞集(ここんちょもんじゅう)教育現場・入試での傾向成立年代・編者1252年頃(編者未詳・六波羅二階堂氏周辺説)1254年(橘成季 編)ほぼ同時期の成立だが編纂目的が異なる説話の主旨・分類第1章「人に恵を施すべき事」など十条の教訓(若年者教育向け)巻第五「和歌六十八首」歌道顕彰のための芸術説話『十訓抄』は軽率な言動を戒める道徳的視点が強い定頼の反応描写「あな恐ろし、など言ひて、逃げられけり」「こはいかに、かかるやうやはある、とばかり言ひて、返歌にも及ばず」『古今著聞集』の方が歌人としての敗北感を具体的に描写高校教科書採択率約82.4%(第一学習社・大修館等)約17.6%(副読本・発展演習中心)定期テストは『十訓抄』が圧倒的多数派

大学入学共通テストや私立中堅〜上位大の古文入試では、この両テキストを並べさせ、「同一の事件に対して編者がどのような教訓や価値観を読み取っているか」を比較読解させる問題が頻出しています。『十訓抄』が「分不相応な冷やかしをして恥をかいた定頼のみっともなさ(=言葉を慎むべき教訓)」に力点を置くのに対し、『古今著聞集』は「小式部内侍の天性の歌才の凄まじさ」を称えることに主眼が置かれています。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。