鹿児島の高校受験戦線を正しく把握するためには、県内のライバル校や全国区の名門私立との力関係を整理する必要があります。県立普通科の双璧として知られる甲南高校との違い、そして私立の全国的巨頭であるラ・サール高校との関係性は、受験生が直面する大きな判断材料です。
鶴丸高校とラ・サール高校の比較において、入試難易度の絶対値としては高校入試枠の募集人数が少なく全国募集を行うラ・サールが頭一つ抜けています。しかし地元鹿児島で暮らす家庭において、「共学で学びたい」「自宅から通学したい」「公立の経済的な環境で医学部を目指したい」と考える層にとって、鶴丸高校は唯一無二のファーストチョイスです。
一方、鶴丸高校と甲南高校の難易度の差は、数字以上に明確です。鹿児島県公立高校入試偏差値ランキングでは鶴丸が73〜75、甲南が69〜70と位置づけられていますが、入試本番における得点ボーダーには30点前後の隔たりがあります。「甲南で上位に食い込むか、鶴丸に挑戦してハイレベルな切磋琢磨を選ぶか」という葛藤は、鹿児島市内の中学3年生が必ず直面する通過儀礼となっています。