アクリルガッシュとは?アクリル絵の具との決定的な違いと特徴を解説

アクリルガッシュとは?アクリル絵の具との決定的な違いと特徴を解説

アクリルガッシュとは?アクリル絵の具との決定的な違いと特徴を解説とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。

「アクリル絵の具」「不透明水彩ガッシュ」「アクリルガッシュ」の3者は名称が類似しているため、購入時に最も混同されやすい画材です。しかし、バインダー(固着剤)の化学組成と乾燥後の性質は全く異なります。

普通のアクリル絵の具(アクリリックカラー)は樹脂分が多く、乾くと透明感や強い光沢(グロス感)を放ち、ゴムのような柔軟な塗膜を作ります。一方、不透明水彩(単に「ガッシュ」と呼ばれるもの)はアラビアゴムを固着剤としているため、乾いた後も水をつければ再び溶け出します。対してアクリルガッシュは、不透明水彩の「マットで強い隠蔽力」と、アクリル絵の具の「乾くと水に溶けない耐水性」という双方の長所を融合させたハイブリッド画材といえます。

項目アクリルガッシュ普通のアクリル絵の具不透明水彩(ガッシュ)主バインダー(固着剤)アクリル樹脂エマルションアクリル樹脂エマルションアラビアゴム(植物性)仕上がりの質感完全な艶消し(マット)半光沢〜強い光沢(透明感)艶消し(マット)乾燥後の耐水性完全耐水性(水に不溶)完全耐水性(水に不溶)再溶解する(水で溶ける)隠蔽力(下地を覆う力)極めて高い(下地が透けない)中〜低(透明感を生かす)高い(ただし重ね塗りで濁る)塗膜の柔軟性やや硬く脆い(厚塗りは割れやすい)柔軟で強靭(厚塗り・立体表現可)脆い(紙のたわみでひび割れ)乾燥時間の目安(薄塗り)約10〜15分(極めて速い)約20〜30分約10〜15分(ただし再溶解)
加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。