駅から徒歩ですぐの場所にある光明池運転免許試験場。ここでは毎日、多くの受験者が一発合格を目指して学科試験に挑んでいる。しかし、手応えを感じて席を立ったはずの受験者が、不合格の通知に頭を抱える光景は後を絶たない。
なぜ落ちるのか。理由は明確だ。学科試験特有の「引っ掛け問題」の存在である。日本語の微妙なニュアンスの違い、条件設定の見落とし、あるいは類似した交通標識の誤認。自動車教習所の教科書を丸暗記しただけでは、本番のひねられた出題形式に対応しきれないケースが多い。「徐行」と「一時停止」の違いや、夜間通行時のライトの扱いなど、誰もが知っているはずの知識ほど罠が仕掛けられている。