永福町大勝軒を初めて訪れる際、知っておくべき大切な作法が2点あります。事前の注文方法と、常連客が必ず実践する味変のテクニックです。
1つ目は、麺のボリューム調整です。前述の通り、通常の中華麺は2玉分(茹で上がり時で約500g超)入っています。少食な方や女性、食べ歩きを目的とする方は、着席時または注文を聞かれたタイミングで「麺少なめ(1玉)」と伝えましょう。麺を減らした場合でもスープの量や具材はそのまま維持されるため、スープの深い味わいをじっくり堪能することができます。
2つ目は、別皿で提供される「生卵」を使った通の食べ方です。丼に直接割り入れるのではなく、小鉢に溶いた生卵を準備し、熱々の麺をすき焼きのように卵にくぐらせて食します。
煮干しの塩味とラードの熱をまとった麺が、まろやかな卵黄でコーティングされ、驚くほどマイルドでクリーミーな味わいへと変化します。麺の温度が適度に下がるため、猫舌の方でもハイペースで食べ進められる実用的なメリットも兼ね備えています。後半戦には卓上のホワイトペッパーを卵に少し振りかけると、引き締まった辛味が加わり至高の一口となります。