1990年代半ばに固定化されて以来、ブリザードは「パターンレス(無紋)」系モルフの代表格として長年愛されてきた。一般的なレオパに見られる黒い斑点や帯模様が完全に消失しており、頭部から尻尾の先まで単一の質感で覆われているのが最大の特徴だ。
「この無駄を削ぎ落とした美しさは、一度見たら忘れられません」
そう語るのは、都内で爬虫類セレクトショップを営むブリーダーの男性だ。全身が白から淡いグレー、あるいは少し黄色みがかったトーンで統一されたシルエットは、まるで生きている精巧なフィギュアのようでもある。派手な斑点がないからこそ、一匹一匹の瞳の表情やしぐさの可愛らしさが際立つ。