バーニーズニューヨーク銀座本店が退去した後の交詢ビル跡地は、単一の大型アパレル店舗が入居するのではなく、時代に合わせたフロアの再構成が行われました。
低層フロアはリニューアルを経て、富裕層向けの先進美容クリニックや審美歯科、ハイエンドなパーソナルサロン、厳選された飲食専門店などが順次入居。かつて華やかなショーウィンドウが飾られていたエントランス周辺は、銀座の格式と落ち着きを保ちながらも、モノ消費からコト消費・ウェルネスへとシフトした現代の銀座を象徴する複合施設として稼働しています。
一方、現在の銀座エリアにおける高級セレクトショップの勢力図は大きく塗り替えられました。ストリートとモードを融合させた唯一無二の世界観を提示する「ドーバーストリートマーケット ギンザ」や、ラグジュアリーなライフスタイル提案を強化する「エストネーション」、メゾンブランドが軒を連ねるGINZA SIXの台頭により、単に高級品を並べるだけではない「体験価値と明確な編集力」を持つ店舗のみが生き残る成熟市場へと進化しています。