トーナメント表が発表された当初から、下馬評で優勝候補の筆頭に挙げられていたのが金属バットでした。1回戦ではハンジロウを相手に284点の高得点を叩き出し、貫禄の勝利を収めました。しかし、迎えた準決勝第1試合でガクテンソクと激突し、269点対283点で惜しくも敗退を喫しました。
金属バット 敗退 理由について、現場の空気と採点データを照らし合わせると、いくつかの明確な要因が浮かび上がります。
- 審査員層とのチューニング:金属バットの持ち味であるシニカルでアンダーグラウンドな笑いはコアなファンに熱狂的な支持を受ける一方、幅広い年代の一般審査員100人の中には「2点」にとどまる票が一定数散見された点。
- ネタの爆発ポイントの配置:ガクテンソクが後半にかけて右肩上がりに笑いの総量を増やしたのに対し、金属バットは一定のダークなグルーヴを維持するスタイルを選択したため、採点直前のインパクトでわずかに競り負けた点。
一方で、今大会最大のドラマを生み出したのがザ・パンチです。1回戦でテレビ・営業で圧倒的な実力を誇るタイムマシーン3号を284点で破り、準決勝でも勢いそのままにななまがりを撃破。かつて「ラストチャイルド」と呼ばれ、苦渋を味わってきた2人が、泥臭く劇場で磨き直した漫才をぶつける姿は、スタジオと視聴者の胸を強く打ちました。ザ・パンチ 決勝 得点は243点とスタミナ切れの側面が見られたものの、大会を通じて残した爪痕の深さは優勝者に匹敵するものでした。
また、タモンズ ハンジロウ 結果を見ても、それぞれが一回戦で僅差の敗退となったものの、自身のスタイルを貫き通した漫才は業界関係者から極めて高い評価を獲得しました。