2026年のペナントレースは、セントラル・リーグ各球団の戦力拮抗により例年以上の熾烈を極めている。ベンチで采配を振るう阿部監督の眼光は鋭く、一球一打に対する決断には一刻の猶予も許されない。こうした極限状態のメンタルをいかに維持しているのか。その答えは、やはり日々の家庭環境にある。
試合が終われば、どんなに劇的な勝利でも、悔しい逆転負けであっても、自宅のドアを開けた瞬間から一人の父親・夫へと気持ちを切り替える。家族と過ごす食事の時間や何気ない会話が、脳の興奮を鎮める最高のスイッチになっているという。日本野球機構が管轄するトップレベルの戦いにおいて、この完璧なオン・オフの切り替え能力こそが、長丁場のペナントレースを完走するための強靭なスタミナとなっている。