このブームの背後には、TikTokやInstagramを通じて世界中に拡散された「Showa Aesthetic(昭和エステティック)」と呼ばれる視覚的トレンドが存在する。ネオン管が輝く日本の夜の路上、旧車會の排気音、そして独特の光沢を放つカスタムヘルメットの映像が、海外の若者の目に新鮮なサブカルチャーとして映ったのだ。
アメリカや欧州、東南アジアの海外コレクターからの問い合わせも急増している。東京・秋葉原や原宿のヴィンテージショップでは、日本旅行の土産としてコルク半を買っていく外国人の姿も珍しくない。かつて日本のアニメやゲームが世界を席巻したように、ローカルな日本の暴走族スタイルが「ジャパン・クール」の異形の一角として輸出されているのだ。