須山浅間神社の鳥居を一歩くぐると、外の喧騒が嘘のように遮断された厳かな空間が広がります。境内を訪れた際に絶対に見落とせない見どころを厳選して紹介します。
1. 静岡県指定天然記念物「須山浅間神社の社叢」
参道から境内を取り囲むように林立するスギの大樹群は、樹齢500年を超えるものも多く、裾野市の豊かな自然遺産でもあります。天高く伸びる巨木の木立が木漏れ日を作り出し、深呼吸するだけで身体の淀みが浄化されるような感覚を味わえます。自然の生命力と神域の結界性を直感できる最大のスポットです。
2. 宝永噴火を乗り越えた「社殿と石造物」
現在の社殿は、江戸後期の建築技術と富士山信仰の熱意が結実した佇まいを見せています。境内各所には富士講信者が奉納した石碑や灯籠、古文書に記された登拝の足跡が随所に残り、過酷な信仰の歴史を現代に伝えています。
3. 須山登山道の起点と富士山遥拝
現在の御殿場口登山道のルーツとも言える須山登山道。境内奥には登山道へと続く結界があり、富士山頂へと向かう修験者たちが心身を清めた場としての厳粛さが今も保たれています。