額縁の形状や飾りたい向き(縦横)によって、紐を通すルートや金具の適正位置は大きく変化します。特にポスターフレーム紐付け方と油絵額縁吊り金具紐の張り方では、本体重量の差が数キログラムに及ぶため、求められる耐荷重設計が根本から異なります。
金具を取り付ける位置は、額縁の上端から全体の1/3〜1/4の高さが黄金比とされています。上端に近すぎると壁に掛けた際にフックや紐が額縁の上から見えてしまい、下すぎると額縁の上部が手前に大きくお辞儀するように倒れてしまいます。横向きから縦向きへ変更する額縁紐通し方縦横の作業時には、必ず金具の付け替えを行い、常に重心より上部で支える構造を維持してください。
油絵のように重量があるキャンバス額縁の場合、1本の紐で左右を繋ぐだけでなく、左右の金具それぞれに独立した紐を渡し、2点吊りにする手法も有効です。紐の張り具合(テンション)は「ピンと張りすぎず、少し指で押し込める程度(約2〜3cmのたわみ)」に調整することで、壁掛けフックに掛けた際の荷重が均等に分散されます。