事態をさらに複雑化させているのが、世界的ストリーミング巨人たちの露骨な対立だ。業界内部の情報筋によると、ダークな大人向けコンテンツの制作に定評のあるHBO Maxと、圧倒的な世界的普及率を誇るNetflixが、放映権の獲得を巡って熾烈な入札合戦を繰り広げている。
HBO Maxは『ウォッチメン』のテレビドラマ版で成功を収めた実績を武器に、原作の持つ重厚な社会批評性を全面に押し出す構想を描く。対するNetflixは、世界的な大ヒットを狙える大スケールのSFアクションとして全8エピソードを一挙配信するプランを提示している模様だ。どちらの手に渡るかによって、作品のテイストは劇的に変化するだろう。