テクニカル派の投資家が注目するトヨタ自動車(7203)のチャート分析においては、主要な移動平均線(25日・75日・200日)の攻防や、過去の高値・安値を結ぶサポートラインが常に議論の的になります。日足チャートでゴールデンクロスが発生した際や、節目となる株価水準に達した際には、テクニカル指標を根拠にしたエントリー報告が相次ぎます。
一方、注意が必要なのは株価PTS(夜間取引)での急激な値動きです。決算発表当日や引け後の重要開示を受けて、PTS市場では出来高が少ない中で価格が極端に乖離することがあります。翌日の東京証券取引所の寄り付きでその値動きがそのまま継続するとは限らず、夜間の掲示板で過度に悲観または楽観した投資家が、翌朝の相場開始直後に判断を誤るケースも少なくありません。
夜間の乱高下はあくまで限定的な流動性の中での一過性の反応と捉え、翌日の本市場における板の厚みと出来高を確認した上で冷静に対処することが求められます。