近年のランドセルトレンドを語る上で外せないのが、アッシュ系やニュアンスカラーと呼ばれる「くすみカラー」の台頭だ。インテリアや子供服の流行と連動し、グレージュ、セージグリーン、チャコールといった彩度を落とした色味が保護者層から熱狂的な支持を集めている。
SNS上での評判を検証すると、「どの服にも馴染む」「親の趣味とも合い、写真映えする」といった肯定的な意見が多い。一方で、購入検討時に浮上しやすいのが「キャメルや淡色ランドセルを選んで後悔しないか」という懸念だ。
後悔の主な要因として挙げられるのは、「低学年のうちは黒や赤の友達を見て気が変わる」「砂埃や黒ずみなどの汚れが目立つ」という点である。しかし、これらは事前の対策で十分に防ぐことができる。
近年の人工皮革(クラリーノなど)や撥水加工された牛革は、防汚性能が飛躍的に向上している。雨や泥水が付着しても、固く絞った布でサッと拭き取るだけで美しさをキープできる素材が大半だ。また、高学年になると周囲も私服通学に近い感覚になるため、落ち着いたキャメルやくすみカラーを選んだ児童ほど「年齢が上がっても飽きずに愛用できた」と実感するケースが多い。