井上安世と夫である吉田裕の出会いは、2006年の「吉本新喜劇 金の卵オーディション2個目」に遡ります。同期として苦楽を共にし、若手時代から互いの演技論をぶつけ合ってきた二人は、長らく戦友のような間柄でした。舞台裏で吉田がネタの構成に頭を抱えていた際、井上が客観的な視点から的確なアドバイスを送り、精神的な支えになっていたエピソードは座員の間でも語り草となっています。
友人関係から交際へと発展したきっかけは、吉田裕が「すっちー&吉田裕」のコンビ芸で全国的な知名度を獲得し、多忙を極めた時期にありました。華やかなブレイクの裏で重圧と戦う吉田を最も近くで理解し、飾らない笑顔で受け止めたのが井上安世でした。約3年半の極秘交際を経て、2018年1月に婚姻届を提出。同期同士のゴールインというニュースは、なんばグランド花月を祝福の渦に巻き込みました。
吉田裕が2026年春に吉本新喜劇の新座長へ就任した際にも、彼女は表立って出しゃばることなく、体調管理や食事面で多忙を極める夫を全力でバックアップ。過酷な劇場の重責を背負う座長の妻として、揺るぎない家庭環境を作り上げています。