一般消費者向けプロダクトとしての役目を終える一方で、エンタープライズや開発者コミュニティで強い存在感を放ったのがAWS IoT Buttonだった。これはAmazon Web Servicesのクラウドインフラと直結し、ボタン一押しで任意のコードやAPIを実行できるプログラム可能な端末として開発された。
オフィスでの備品補充通知、工場の機器トラブル報知、タクシーの即時配車コール、高齢者見守りシステムの緊急レスポンスなど、現場のオペレーションを最小限の動作で自動化するアイデアは世界中で花開いた。ボタンを押すという最もシンプルかつ確実なユーザーアクションは、今や工場や物流のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支えるトリガーとして健在だ。