圧倒的な防護力を持つ一方で、一歩間違えると大切な衣類や靴を台無しにしてしまう「落とし穴」が存在する。最も多いトラブルが、スプレー後に表面が白く浮き出る「白化現象」だ。
これはスプレー缶を風通しの悪い場所で近距離から噴射したり、液だまりができたまま放置したりすることで発生する。噴射する際は必ず屋外の風上から、対象物から20cmほど距離を離して軽やかにスプレーするのが鉄則だ。また、スプレー直後は撥水効果が完成していない。完全に溶剤が揮発してフッ素が定着するまで、最低でも20分から30分は風通しの良い日陰で乾燥させる必要がある。急いでいるからと塗布直後に雨の中へ飛び出すと、撥水成分が流れ落ちて水が浸透してしまうため注意が必要だ。