16時間断食がこれほどまでに脚光を浴びる最大の理由は、細胞のゴミ掃除機構である「オートファジー」の活性化だ。東京工業大学の大隅良典栄誉教授がノーベル生理学・医学賞を受賞したことで世界中に知れ渡ったこの生理現象は、最後の食事から12〜16時間が経過するとピークに達する。
細胞が飢餓状態に陥ると、古くなったタンパク質や傷ついたミトコンドリアを自ら分解し、新しいエネルギー源として再利用する。この細胞レベルでのリフレッシュは、開始後数日では体感しにくいものの、3ヶ月から半年以上継続することで肌のツヤの改善や免疫機能の維持、さらには加齢に伴う疲労感の軽減といった形で現れてくる。まさに内側からの若返りプロセスと言える。