手作り化粧水における植物性グリセリンの適正濃度は全体の5%〜10%が基本原則です。例えば、完成量を100mlにする場合、ゆず種抽出液(または精製水)90〜95mlに対してグリセリンは5〜10ml(小さじ1〜2杯程度)が黄金比率となります。
「保湿力を高めたいから」とグリセリンを20%以上など多量に入れてしまうと、かえって肌の乾燥を招く現象が起こります。グリセリンには周囲の水分を引き寄せて抱え込む吸湿性がありますが、配合濃度が高すぎると外気や空気中の湿気だけでなく、肌内部の角質層から水分を奪い取ってしまう作用が働くためです。
また、脂性肌やニキビができやすい肌質の場合、グリセリン濃度が高いとアクネ菌の資化性を助長し、毛穴詰まりやベタつきの原因になるケースもあります。まずは5%以下の低濃度から試し、肌のコンディションに合わせて微調整するのが安全です。さっぱりした使い心地を好む方や超敏感肌の方は、あえてグリセリンなしのゆず化粧水として仕上げる選択肢も有効です。