経験の浅いチームが大舞台で勝ち星を挙げるためには、闇雲な攻撃よりも「失点を減らす守備構造」の構築が最優先課題となる。ママさんバレーボール特有の9人制ルールでは、コート上のカバーエリアが広く、ちょっとしたお見合いや連携ミスがそのまま致命傷になりかねない。だからこそ、コート上のスペースを隙なく埋めるポジショニングの徹底が勝敗を分ける。
攻撃面においては、強烈なスパイクに頼る必要はない。相手の守備陣形を観察し、オープンコーナーやブロックの手前に落とす軟攻を織り交ぜることで、相手のレシーブ体系を容易に崩すことができる。また、セッターにボールを集めるファーストレシーブの精度を上げ、泥臭くラリーを維持する粘り強さこそが、格上の相手を焦らせ、終盤での逆転劇を生み出す鍵となるのだ。