日本国内における島バナナの二大産地といえば、沖縄県と東京都小笠原諸島です。それぞれ気候や栽培環境が異なるため、最も美味しく出回る時期や風味にも個性があります。
沖縄の島バナナ:
沖縄県内では一年を通して収穫されますが、最も美味しい旬の時期は7月〜10月頃の夏から初秋です。強い南国の太陽を浴びて育った夏の島バナナは、光合成によって糖度が極めて高くなり、パンチの効いた濃密な酸味と甘みを生み出します。台風の影響を受けやすく収穫量が激減することもあるため、夏の最盛期は特に希少価値が高まります。
小笠原の島バナナ:
小笠原諸島(父島・母島)では明治時代からバナナ栽培が根付いており、「小笠原種」として独自のファンを持ちます。小笠原の食べ頃シーズンは秋から冬にかけての9月〜12月頃、および春先にかけてピークを迎えます。豊かな固有の土壌と海風に育まれた小笠原の島バナナは、やや小ぶりながらもっちり感が強く、上品で奥深い酸味が特徴です。