谷川浜が「南伊豆屈指の秘境」と呼ばれる最大の理由は、陸路からの進入路が存在しない地理的孤立性にあります。背後を険しい山と断崖に遮られているため、訪れる手段は近隣の妻良(めら)港から出航する渡し船のみに限られます。
谷川浜へ向かう拠点となるのは、南伊豆町妻良にある渡船乗り場です。マイカーでアクセスする場合は東名高速道路「沼津IC」または新東名「長泉沼津IC」から伊豆縦貫道を経由し、国道136号線を南下して約2時間半から3時間程度で到着します。妻良港には普通車が収容可能な有料駐車場が整備されており、ハイシーズンでも誘導員の案内のもとスムーズに駐車できます。
妻良渡船乗り場での乗船手続きはシンプルです。チケット売り場で乗船券を購入後、救命胴衣を身につけて船着場へ向かいます。渡し船はピストン運行しており、港を出てから奇岩が連なるダイナミックな海岸線を眺めること約5分〜7分程度で谷川浜へ上陸できます。波しぶきを浴びながら秘境へと近づくクルージング自体が、非日常のプロローグとして気分を高めてくれます。
気になる渡船料金は、大人(中学生以上)往復約2,000円〜2,500円、小人(4歳〜小学生)往復約1,000円〜1,200円前後が目安となります。一度チケットを購入すれば、当日の運行時間内であれば指定の便で戻ることが可能です。