一億円トイレの価値は、単に高価な設備を並べただけにとどまりません。空間芸術としての完成度を高めているのが、館内に飾られた巨大な陶板壁画です。
壁面を飾るアートには、日本の伝統美を象徴する富士山や優美な桜の花々が精緻に焼き付けられており、美術館にいるかのような鑑賞体験を提供しています。陶板は耐久性と防汚性に優れ、長期間にわたって色褪せることなく美しさを保てる素材でもあります。
また、通路や個室ブースの細部に至るまでバリアフリー設計が徹底されており、車椅子利用者や小さな子ども連れでもストレスなく過ごせる機能性を完備。デザイン性と実用性を両立させた空間設計こそが、単なる一過性の珍スポットで終わらなかった大きな要因です。