ストリップ劇場を訪れる上で外せない業界用語が「香盤表(こうばんひょう)」です。これは、その期間に出演する踊り子の顔ぶれと演技順を記した公式プログラムを指します。
ストリップ興行は伝統的に1ヶ月を3分割する「10日周期」で動いています。
- 1頭(いっとう):毎月1日〜10日
- 1中(いっちゅう):毎月11日〜20日
- 1結(いつけつ):毎月21日〜月末
1公演(1回分)は約2時間から2時間半。香盤表に記載された踊り子たちが順番に登場し、それぞれ15〜20分ほどのソロステージを披露します。演目構成は、華やかな衣装によるオープニングダンス、ポールダンスやエアリアル、布を使ったコンテンポラリー表現、そして「ベッドショー」と呼ばれるライティングを駆使した肉体美のポージングへと流れていきます。
劇場内には、初心者が見落としてはならない鉄則が存在します。もっとも厳格に処罰されるのが「写真・動画の撮影禁止および録音禁止」です。スマートフォンを膝の上に出しているだけでもスタッフから注意を受けます。また、舞台上の踊り子に手を触れる行為、卑猥な野次、泥酔状態での観覧は即時退場処分となります。こうした厳しい自浄作用とルール遵守によって、劇場内の治安と女性客が安心して観劇できる空間が維持されているのです。