シャトーブリアンは脂が少なく繊細な肉質のため、サーロインやリブロースと同じ焼き方をすると台無しになる。厚さ3cm以上の分厚いブロックを強火で表面だけ焼き、中はレアからミディアムレアに仕上げるのが基本だ。肉のプロの推奨を踏まえると、フライパンで表面にしっかり焼き色を付けた後、フタをして余熱で中心部まで火を通す「パンソテー」か、200℃のオーブンで5~7分ほど仕上げる方法が安定する。
焼く前の下処理も重要だ。冷蔵庫から出して30分から1時間常温に戻し、表面のドリップをキッチンペーパーで拭き取る。塩は焼く直前に振るのがベターで、早く振りすぎると浸透圧で水分が抜ける。焼き上がり後はアルミホイルに包んで3~5分休ませ、肉汁を落ち着かせる。付け合わせは塩、わさび、ポン酢、軽いソースが合うが、まずは岩塩だけで食べてみることを勧めたい。淡泊だからこそ、余計な味付けをしない方が素材の旨みを感じられる。
実際にユーザーからは「初めてシャトーブリアンを食べたが、想像よりあっさりしていて驚いた」「歯がなくても食べられる柔らかさだった」という声がSNSや知恵袋で散見される。一方で「高級なのに味が薄いと感じた」という意見も一定数存在する。これは焼き方や塩加減の問題ではなく、そもそもシャトーブリアンが「脂のコク」を楽しむ肉ではないことを理解していないケースが多い。牛肉=脂の旨みと思い込んでいる人には、物足りなく映るのも無理はない。