「体に良い油なら飲めば飲むほど健康になる」という考えは危険な誤解です。アマニ油を正しく活用するためには、過剰摂取に伴うリスクや体質による相性を理解しておく必要があります。
第1のリスクは「消化器系への過度な刺激」です。一度に多量のアマニ油を摂取すると、小腸での脂質吸収が追いつかず、急激な下痢や腹痛を引き起こす原因になります。特に胃腸が弱い方や、胆嚢・膵臓に疾患歴がある方は、最初はティースプーン半分(約2g)程度の極少量から体を慣らしていく必要があります。
第2の注意点は「医薬品との相互作用」です。α-リノレン酸には血液凝固を抑え、血液をサラサラにする作用があります。そのため、抗血栓薬(ワーファリンやアスピリンなど)を服用している方が過剰に摂取すると、出血傾向が高まる恐れがあります。持病で投薬治療を受けている場合は、日常的に摂取する前に主治医への相談が欠かせません。