中古車情報サイトやSNS上では、誤った情報や古い常識に基づく誤解が散見されます。現場の検証データから、代表的な3つの誤解を正します。
誤解1:「総額50万円のタントカスタムでも状態の良いLA600Sが手に入る」
実態:タントカスタム総額50万円の予算枠では、車検諸費用や整備費用を差し引くと車両本体価格は25万〜30万円程度になります。この価格帯のLA600Sは「修復歴あり(事故車)」「走行12万km超」「冠水歴・異臭あり」といった致命的な要因を抱えたものが大半です。トラブルを避けたいのであれば、3代目の最低予算ラインは総額65万円以上と設定するのが現実的です。
誤解2:「ミラクルオープンドアは事故時の安全性が著しく低い」
実態:助手席側にピラーがないため剛性面を懸念する声がありますが、ダイハツはドア内部に高張力鋼板の一体型ピラーを内蔵しています。公的な衝突安全性能評価(JNCAP)においても強固な生存空間の確保が実証されており、適正な修復歴のない個体であれば衝突安全性を過度に不安視する必要はありません。
誤解3:「アイドリングストップ搭載車は燃費が劇的に良い」
実態:初期のエコアイドル機構はバッテリーへの負荷が非常に高く、専用の高性能バッテリー(M-42等)は交換費用が高価です。バッテリーが劣化すると警告灯が点滅したりアイドリングストップが作動しなくなったりするため、中古車購入時はバッテリーの製造年月と健全性を必ず確認すべきです。