卒塔婆とは?意味や費用相場から浄土真宗で立てない理由まで徹底解説

卒塔婆とは?意味や費用相場から浄土真宗で立てない理由まで徹底解説

卒塔婆とは?意味や費用相場から浄土真宗で立てない理由まで徹底解説とは一体何なのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。

卒塔婆の独特な形状は、仏教の宇宙観である「五大思想(地・水・火・風・空)」を具現化した五輪塔(ごりんとう)を平面の板で表したものです。上部から刻まれた切れ込みによって、5つの部位がはっきりと分かれています。

各部位には、サンスクリット語を表す「梵字(ぼんじ)」が墨書されており、それぞれが宇宙を構成する要素を司っています。

五輪塔の形状部位象徴する宇宙要素板に刻まれる梵字・意味仏教における宗教的役割宝珠形(最上部)空(キャ)空間・悟りの境地すべての事物を包容し、無限の救済を示す半月形(2段目)風(カ)大気・生命活動動きや成長、人々の煩悩を吹き払う力を示す三角形(3段目)火(ラ)熱・エネルギー不浄を焼き尽くし、清浄な智慧をもたらす円形(4段目)水(バ)流動性・柔軟性あらゆるものを潤し、慈悲の心を行き渡らせる方形(最下部)地(ア)大地・堅牢さ生命を支える土台であり、安定と基盤を示す

卒塔婆の表面には、これら5つの梵字の下に故人の戒名(法名)、没年月日、法要の回忌名が記され、裏面には「供養年月日」と「施主名(卒塔婆を建立した人の名前)」が書き入れられます。つまり卒塔婆とは、「誰が、いつ、誰のために善行として塔を建てたのか」を仏前で明示する公的な証書としての機能も果たしています。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。