さつまいもの植え付けで収穫量が激変?失敗しない時期と甘く育てるプロの裏技

さつまいもの植え付けで収穫量が激変?失敗しない時期と甘く育てるプロの裏技

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畝の準備が整ったら、最も戦略性が問われるのがさつまいも苗の植え方です。代表的な仕立て方である「斜め植え」と「垂直植え(直立植え)」、さらに「水平植え」「舟底植え」にはそれぞれ植物生理学的なメリット・デメリットがあり、目指す収穫形態によって使い分ける必要があります。

植え付け方式深さと埋設節数収穫量・芋のサイズ傾向推奨される栽培環境・品種斜め植え(標準)角度30〜45度、深さ5〜10cm、土中に3〜4節埋める中型サイズの芋が1株あたり3〜5個バランス良く実る初心者全般、家庭菜園、紅はるか等の主力品種垂直植え(直立)角度90度、深さ10〜15cm、土中に1〜2節のみ深く埋める数は1〜2個と少ないが、丸くズッシリ大きな芋になる株間を狭くしたい密植栽培、乾燥しやすい畑舟底植え(水平)茎をU字状に深さ5cm前後の均一な深さで4〜5節埋める個数は最も多くなる(4〜7個)が、サイズにバラつきが出やすい広い畝が確保できる環境、シルクスイート、焼き芋用小〜中型狙い

斜め植え垂直植え違いのメカニズムは、地中深さと地温の関係にあります。さつまいもの根が芋(塊根)へと変化するには、酸素と適度な地温(20〜25℃)が必要です。土の浅い層に節が多く並ぶ「斜め植え」や「舟底植え」は、複数の節から一斉に均等な発根が促されるため、標準的なサイズの芋が数多く収穫できます。

一方、垂直に深く差し込む「垂直植え」では、深層の低温・低酸素環境により下部の節からの肥大根形成が抑制され、地表に近い1〜2節に養分が極端に集中します。その結果、数は減るものの、巨大で食べ応えのある芋が育ちます。小ぶりな食べきりサイズをどっさり採りたいなら斜め植え、焼き芋屋のような大物や密植栽培を狙うなら垂直植えを選ぶのがセオリーです。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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