一般公開休止のニュースが報じられた際、SNSや専門コミュニティでは惜しむ声が相次ぎました。長年通い詰めていた美術ファンや建築愛好家からは、その卓越した鑑賞体験を懐かしむ投稿が現在も続いています。
ネット上に寄せられた生の声を分析すると、評価のポイントは大きく3点に集約されます。
- 展示と空間の一体感:「椿会の日本画や工芸品が、自然光と計算された人工照明の中でこれ以上ない美しさを見せていた」「空間そのものがひとつの美術品だった」という建築と作品の親和性に対する絶賛。
- 質の高いコレクションと無料公開への感謝:「近現代の陶芸や漆工、ガラス工芸の一級品を無料で誰でも鑑賞できたのは奇跡的だった」「掛川の誇りだった」というメセナ精神への敬意。
- 突然の別れに対する喪失感:「もっと通っておけばよかった」「静岡観光のハイライトが失われてショックが大きい」という切実な声。
特に、小村雪岱の繊細な装幀本や、人間国宝による工芸作品、資生堂にゆかりの深い洋画・日本画の名品群を至近距離で鑑賞できた体験は、他の大規模美術館では得難い贅沢な時間として、人々の記憶に深く刻まれています。