DIY施工で最も懸念されるのがアイドリングストップキャンセラー車検対応の可否です。結論から述べると、「スイッチの手動操作によって、本来のアイドリングストップ機能をON/OFF切り替えできる状態」を保っていれば、道路運送車両の保安基準に抵触せず車検に合格します。
国土交通省が定める保安基準において、アイドリングストップ機構自体の常時作動は義務付けられていません。排ガス試験モード計測時とは異なり、継続検査(車検)の受検時にアイドリングストップがキャンセル状態であっても、排気ガス濃度(CO/HC)検査に合格していれば不合格になる法的根拠はありません。
ただし、以下の状態になっている場合は検査員から指摘を受け、車検不適合となる可能性があります。
- スイッチ本体を取り外したり配線を切断したりして、ドライバーが任意にアイドリングストップを復帰させられない状態。
- メーター内に「エンジンチェックランプ」や「システム異常警告灯」が常時点灯・点滅している状態。
- 配線が露出・垂れ下がり、運転操作を妨げる恐れがある状態。
自作回路を構築する際は、スイッチを押せば通常通りアイドリングストップが機能する「ワンショット割り込み」設計を厳守し、基板や配線はインパネ内部に結束バンド等で確実に固定してください。