本作の劇伴を担当したのは、映画・ドラマ・アニメ音楽の第一線で活躍する作曲家・菅野祐悟氏です。菅野氏はインタビュー等において、第5部の舞台であるイタリアの空気感を表現しつつ、従来の劇伴のセオリーを打ち破る新しいアプローチを試みたことを明かしています。
『il vento d oro』の最大の特徴は、単一のジャンルに収まらない多層的なミクスチャー構造にあります。
- ヒップホップ由来のビートと掛け声:楽曲全体を牽引するダンサブルなグルーヴと、印象的なボーカルサンプル・掛け声(「JoJo! Golden Wind!」等)が現代的なストリート感を演出。
- 哀愁と情熱を併せ持つサックスソロ:イタリアの洒脱さとギャングのハードボイルドな世界観を際立たせる生々しいブラスサウンド。
- 激しいディストーションギター:ロックのダイナミズムを注入し、バトルの緊張感を限界まで高めるリフワーク。
- 静寂を切り裂くピアノソロ:緻密でクラシカルなアルペジオが、ジョルノの冷静沈着な知性と高潔さを表現。
これら相反する要素が見事に調和し、4分50秒の中でめまぐるしく表情を変える組曲のような完成度を誇っています。