水商売とは?語源の由来から職種一覧・風俗との違いや給与事情まで徹底解説

水商売とは?語源の由来から職種一覧・風俗との違いや給与事情まで徹底解説

水商売とは?語源の由来から職種一覧・風俗との違いや給与事情まで徹底解説についての最新情報をご紹介します。

水商売という言葉は、一般的に「客の嗜好や世情、天候によって収益が大きく変動し、先の見通しが立ちにくい職業」全般を指す通称です。現代では主に夜間の酒席や接客を伴う飲食店を指しますが、その歴史と意味の広がりを知ると、日本特有の興行文化や風俗史が見えてきます。

「水」に例えられた3つの語源説

なぜ「水」という文字が使われるようになったのかについては、主に以下の3つの説が有力とされています。

  • 水物(みずもの)説:勝敗や収益が時の運に左右されることを「水物」と呼んだことから、人気や景気に左右され安定しない稼業を水商売と呼ぶようになった説。
  • 泥水稼業(どろみずかぎょう)説:江戸時代の遊郭や芸妓の世界において、苦界に身を沈めることを「泥水に浸かる」と表現したことに由来する説。
  • 水(井戸水・川水)のように元手が少なく利益が出る説:酒や茶などを扱い、原価に対して付加価値を高く設定できる商売を指したという説。

歴史的には、江戸時代の歌舞伎役者や大相撲の力士、落語家などの興行関係者、あるいは露天商(テキヤ)なども水商売の範疇に含まれていました。現在のように「夜の社交場・歓楽街の飲食店」に意味が限定されてきたのは、戦後の高度経済成長期から昭和後期のクラブ・キャバレーブームを経た後のことです。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。