検索エンジンやSNSで「北見工業大学」と打ち込むと、ネガティブとも取れるワードが散見されます。しかし、これらの言説を精査すると、大学の教育水準や学生の質そのものが問題視されているわけではないことが分かります。噂の背景には、主に3つの要因が存在します。
第1の要因は、「冬季の過酷な気候と地理的孤立感」です。北見市は冬期になると氷点下20度近くまで冷え込む日もあり、本州出身の学生にとっては想像以上の防寒対策や雪道運転、寒冷地生活への適応が求められます。「寒すぎて生活がやばい」という在学生の自虐的な日常ツイートや体験談が、文脈を離れて独り歩きした結果といえます。
第2の要因は、「地方国立大ゆえの偏差値帯」です。都市部の難関国立大と比較すると見かけ上の偏差値が控えめに出るため、ネット掲示板などで「ボーダーフリー寸前ではないか」といった極端な言説が書き込まれがちです。しかし、国公立大学特有の5教科7科目(または複数科目)を課す共通テストのハードルがあり、私立の同偏差値帯とは学力層の厚みが全く異なります。
第3の要因は、「男子比率の高さと娯楽の少なさ」です。工学部単科大学という性質上、学生の大半を男子学生が占めており、大都市圏のような華やかなキャンパスライフを期待して入学した学生が「ギャップに圧倒された」と発言することが、誇張されて伝わっている側面があります。