歌舞伎町エリアにあるコンビニを利用しようとして最も多くの人が戸惑うのが、「お客様用トイレはございません」「トイレ貸出中止」という強い警告文です。都心部でもビジネス街であれば買い物客にトイレを開放している店舗が多い中、歌舞伎町では大手チェーンであっても原則としてトイレを完全に封鎖している店舗が大半を占めています。
歌舞伎町におけるコンビニのトイレ貸出中止が進んだ背景には、歓楽街特有の深刻な防犯上の事情が存在します。店員や警察関係者への取材によると、過去にトイレ個室が「違法薬物の取引・使用場所」「泥酔者による長時間の居座りや意識不明状態での放置」「激しい吐瀉や備品の破壊」といった現場になり、通常業務に重大な支障をきたした経緯があります。
特に歌舞伎町にあるローソンのトイレやセブン-イレブン、ファミリーマートの各店では、スタッフが定期的に個室を確認・清掃するコストや安全管理のリスクが限界を超えた結果、防犯上の緊急措置としてトイレの全面貸出停止に踏み切ったケースがほとんどです。「コンビニに行けばトイレが借りられる」という感覚で歌舞伎町を訪れると、緊急時に深刻な事態に陥りかねないため注意が必要です。