SNSや学内コミュニティで毎年春に繰り返されるのが、「時間割の組み方に失敗した」という悲鳴です。実際に大学教員や学生支援センターの窓口に寄せられる相談内容を検証すると、失敗のパターンは驚くほど共通しています。
大手SNSや質問掲示板に投稿されたリアルな声を紹介します。
「高校気分で毎朝1限(朝9時開始)を月〜金までびっしり入れたら、5月の連休明けに通学が追いつかなくなり、3科目を連続で自主休講してそのまま落単した」(都内私立大学・文学部2年)
「友達と同じ授業ばかり選んだ結果、自分の専攻に必要な選択必修が後回しになり、3年生になっても1年生の講義を受け直す羽目になった」(関西圏国立大学・経済学部3年)
大学の現役教員への取材でも、現場のシビアな実態が浮き彫りになっています。
「シラバス(授業計画書)を一行も読まずに講義名だけで受講登録し、期末に『毎週2,000字の課題があるとは知らなかった』と泣きついてくる学生が一定数います。シラバスには到達目標、各回の予習・復習に必要な時間、試験の配点比率が明記されています。シラバス確認を怠ることは、契約書を読まずにサインするのと同じです」(私立大学教養課程准教授)
失敗を防ぐ大学の時間割の組み方のコツは以下の3点に集約されます。
- 1限と空きコマの配置バランス:通学時間と自分の生活リズムを客観視し、無理な連日の1限配置や、3時間以上の半端な空きコマを作らない。
- 評価方法の分散:「期末テスト100%」の科目を集中させると、7月・1月の試験週間にキャパシティを超えて自滅する。レポート評価科目とテスト評価科目をバランスよく組み合わせる。
- キャンパス移動の考慮:講義棟間の物理的距離や、キャンパス間移動が必要な履修を避ける。