「パッチワークの路」という名称は、小麦、ジャガイモ、ビート(甜菜)、豆類などの作物が区画ごとに異なる色彩を帯び、大地が継ぎ接ぎ(パッチワーク)のように見える現象に由来します。したがって、その景観の美しさは農業の生産サイクルと完全に連動しています。
【パッチワークの路 ベストシーズン:6月下旬〜8月上旬】
畑のコントラストが最も鮮やかに際立つのは初夏から盛夏にかけてです。6月下旬から7月にかけて小麦が黄金色に色づき、ジャガイモの白い花が咲き誇り、青々とした緑との鮮やかなモザイク模様が完成します。7月下旬の小麦収穫期を迎えると、畑に巨大なロール状の麦稈ロール(ばっかんロール)が点在する北海道特有の風物詩が現れます。
【秋の叙情:9月〜10月】
収穫後の畑が掘り起こされ、赤褐色と深みのある土の色が広がる季節です。周囲の広葉樹が紅葉し、カラマツの黄葉と秋晴れの高い空が織りなす落ち着いたトーンの美しさは、写真愛好家から絶大な支持を得ています。
【パッチワークの路 冬 景色の静寂:12月〜3月】
すべてが純白の雪に覆われる冬は、色彩のパッチワークから「光と影のモノトーンの世界」へと変貌を遂げます。うねる丘の雪原に、セブンスターの木やケンとメリーの木が黒いシルエットとなって佇む光景は息をのむ美しさです。ただし、冬期はレンタサイクルの貸出は全面休止となり、農道の除雪状況により一部立ち入りできないルートが存在します。氷雪路面の運転に慣れていない旅行者は、美瑛駅発着の観光タクシーや定期観光バスの利用が強く推奨されます。