進研模試をめぐっては、インターネット上で「過去問を丸暗記すれば高得点が取れる」「進研模試の対策は意味がない」といった極端な言説が散見されますが、これらはいずれも本質を見誤った誤解です。
進研模試 高1 1月 過去問 対策が有効である真の理由は、同じ問題が出題されるからではなく、「ベネッセ特有の大問構成と設問の誘導形式に慣れるため」です。特に数学では、大問の小問(1)・(2)が小問(3)を解くための強力なヒント(誘導)になっている構造が多く、この思考導線を過去問演習によって体感しておくことが、時間制限の厳しい本番での初動スピードを劇的に高めます。
また、最大の盲点は「模試の解きっぱなし」による学力の停滞です。1月模試の成績が振るわなかった生徒の多くは、解答解説が配布された当日に復習を行わず、成績票が返却される1ヶ月後まで放置してしまいます。人間の記憶は試験直後が最も鮮明であり、自分がどこでつまずいたのか、なぜその選択肢を選んだのかという思考のトレースができるのは試験後48時間以内です。
復習の手順としては、間違えた問題を「A:ケアレスミス」「B:公式・単語の暗記不足」「C:解法のアプローチが全く分からなかった問題」の3つに分類し、AとBをその週のうちに完全に解消する「解き直しノート」を作成することが、高2以降の伸び代を決定づけます。