「数日中には使い切れないけれど捨てるのはもったいない」という場合に威力を発揮するのが、余った生クリームの冷凍保存です。ただし、生クリームは牛乳と同様にデリケートな水分と脂肪分のエマルション(乳化状態)であるため、そのままパックごと冷凍庫に入れると組織が破壊されてしまいます。
正しい冷凍保存の手順は、「あらかじめ砂糖を加えて固めに泡立ててから冷凍する」ことです。乳脂肪分に対して約7〜8%の砂糖を加えて8分立て〜9分立てまでホイップし、クッキングシートを敷いたバットの上にスプーンや絞り袋で一口サイズ(1回分ずつ)に絞り出します。そのまま急速冷凍させ、完全に固まったらジッパー付き保存袋に移して密閉保管します。
この方法をとることで、氷の結晶が脂肪球を破壊するのを防ぎ、約3〜4週間の保存が可能になります。凍ったままのホイップクリームは、温かいコーヒーやココア、ロイヤルミルクティーに浮かべれば、瞬時にリッチなウインナーコーヒーが完成します。また、パンケーキやトースト、市販のプリンの上にそのまま添えるだけで、上品なデザートプレートへとグレードアップします。