岡崎体育がポケモンの楽曲を手掛けるに至った最大の原動力は、マーケティング的なタイアップではなく、幼少期から培われた「筋金入りのポケモン愛」にあります。1989年生まれの彼は、まさに1996年の『ポケットモンスター 赤・緑』発売とともに少年期を過ごした初代直撃世代です。当時の特番インタビューや本人のエッセイでも、「人生で最も熱中したゲームであり、自分のクリエイティブの根底にポケモンがある」と公言して憚りませんでした。
メジャーデビュー以前から「いつかポケモンの主題歌を担当したい」と夢を掲げ、SNSやライブでも原作への深いリスペクトを発信し続けていた岡崎体育。その情熱がテレビ東京系アニメ制作サイドの目に留まり、2016年11月にスタートしたアニメ『ポケットモンスター サン&ムーン』のエンディングテーマとして白羽の矢が立ちました。
単なる楽曲提供にとどまらず、日曜朝のポケモン情報バラエティ番組『ポケモンの家あつまる?』(ポケんち)へのレギュラー出演など、タレントとしてもポケモンコミュニティに深くコミットしていきました。ファン目線を忘れない真摯なプレイスタイルと飾らない人柄は、ゲームフリークやクリーチャーズといった開発元関係者からも絶大な信頼を獲得するに至ったのです。