大学受験市場における日本大学生物資源科学部の偏差値は、設置されている12の学科(改組・専攻再編を含む)によって明確な階層構造を持っています。大手予備校が公表する最新模試データによると、学部全体の難易度はおおむね45.0〜65.0のレンジで推移しています。
その筆頭に君臨するのが、私立獣医系大学の中でも屈指の歴史を誇る獣医学科です。偏差値は62.5〜65.0の高水準に達し、国公立大学獣医学部との併願層も厚く、私立獣医界のトップクラスとしての地位を盤石にしています。獣医保健看護学科も国家資格化に伴い人気が定着し、偏差値50.0〜52.5前後で推移しています。
一方、農学・生命科学・環境系の学科群である食品生命学科、海洋生物資源科学科、応用生命化学科、生命農学科などは、偏差値47.5〜52.5前後に収まります。このため、日本大学生物資源科学部の難易度を測る際は、学部一括ではなく学科ごとの個別特性を正しく把握することが不可欠です。
近年の入試倍率に目を向けると、一般選抜(A個別方式・N全学統一方式)における全体の実質倍率は2.5倍〜4.0倍程度で安定しています。ただし、獣医学科の一般選抜では6.0倍〜10.0倍以上の熾烈な競争が発生する年度もあり、徹底した過去問対策と併願計画が合否を左右します。
また、早期に進路を決定したい層に向けて総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜も拡充されています。総合型選抜では、単なる筆記試験の点数だけでなく、生物資源分野に対する探究実績や志望理由書、面接を通じた目的意識が極めて重く評価される仕組みとなっています。