大学の真価が問われる出口戦略において、日本ウェルネススポーツ大学の就職先はどのような実績を残しているのか。大手上場企業の総合職や金融機関といった進路をイメージするとミスマッチが起きますが、実務・現場系のフィールドでは極めて高い内定実績を維持しています。
とりわけ目立つのが、警察官・消防士・自衛官といった公安職公務員への就職です。日頃のトレーニングで鍛え上げられた強靭な体力と精神力、礼儀正しさは採用試験の体力検査や面接において絶大な強みを発揮します。また、フィットネスクラブのインストラクター、少年スポーツクラブの専任コーチ、パーソナルトレーナー、柔道整復師や鍼灸師と連携した地域医療・介護福祉施設への就職も堅調です。
在校生や卒業生から寄せられた日本ウェルネススポーツ大学の口コミを検証すると、評価の分かれ目は「入学目的の明確さ」に集約されています。
「部活に全力を注ぎながら、しっかりと大卒の資格を取れた。高校時代は全く勉強しなかったが、スポーツ科学や栄養学の授業は実戦に直結していて面白かった」(硬式野球部OB・現社会人野球選手)
「キャンパスの周辺には娯楽施設が何もないため、都会的なキャンパスライフを期待すると辛い。ただ、本気で身体を鍛えたい人間にとっては余計な誘惑がなく最高に集中できる環境だった」(卒業生・現警察官)
「通信制で学びながら独立リーグでプレーを継続できた。自分の時間を最大化しながら学士を取るにはこれ以上の選択肢はなかった」(通信教育課程卒業生)
一方、否定的な意見としては「学力テストがないため講義中のモチベーションに温度差がある」「茨城キャンパスへのアクセスが不便」といった点が挙げられます。一般的な大学生のような華やかなサークル活動やバイト三昧の生活を思い描いて入学した層は、理想と現実のギャップに直面しやすい傾向が伺えます。